2009年5月21日木曜日

(3) 何事を言ひても、そのことさせむどす、言はむどす、何とせむどす、といふと文字を失ひて、ただ、言はむずる、里へ出でむずる、など言へば、やがていとわろし、まいて、文に書いては言ふべきにもあらず

仮名は清音/濁音を書き分けない文字体系であるために、「いはむとす/せむとす/いてむとす」などと表記されているが、当時の日本語では鼻音音節ムのあとのは濁音化していたので、それぞれ、イハムドス/セムドス/イデムドスと発音されていた。

(小松英雄『日本語はなぜ変化するか』笠間書院、1999年、pp. 162-163)

ここの「鼻音音節ムのあとのは濁音化していたので、それぞれ、イハムドス/セムドス/イデムドスと発音されていた」というところがよくわからない。「濁音化していたので」のあと、「いはむする/いてむする」は「イハムズル/イデムズル」と発音されていた、という流れならわかるんだけど……。

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