ものごとが一段落することを「けりがつく」っていうけど、この「けり」って、助動詞の「けり」だったのね。知らなかったよ!
- けり
- 『―がつく』『―をつける』結末がつく(つける)。▽平曲(へいきよく)など語り物で、話を「そもそも」で起こし、一段落した所に助動詞「けり」を据えたことから。「鳧」とも書いたが、当て字。
(『岩波国語辞典』第六版)
平安時代からこのかた、物語は「むかし某ありけり」といったようにこの「けり」を用いた文ではじめられ、そして「となむいひける」などといった「けり」のついた文で終わるのがひとつのフォーマットだったのだ(日本古典文学大系 9「竹取物語」解説)。
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