2009-11-14

先月、宝生能楽堂の普及能という催しで、はじめて能を観てきた。能が観たい観たいと言ってたら、友人が招待券を取ってくれたのだ。ありがとう。

古文を読むようになってから、能も一度観てみたいと思ってたんだ。要は「古文でやる劇作品」なわけだから、今なら結構いけるんじゃないかと。その一方で、複数の筋から「能は寝る」という証言も聞かされていた。僕は劇でも演奏でも映画でも行けばたいてい面白いと思えちゃうので、眠ったりは今までほとんどないんだけど、「何度か観たが今まで行った公演で寝なかったものはない」とまでいう人もいたので、そこまで言われるとさすがにちょっと不安だった。

寝なかったよ。全然いけるな、これは。事前準備さえしておけば恐れることはないね。逆に、あれを事前の予習なしで行くのは自殺行為だとも思った。それではよほど慣れてない限り寝ても仕方ないと思う。このへん観に行くときの心構えがあると思うんだけど、それはもう何度か観て自分の憶測が正しいことを確認してから書こうかな。

あと、古文を読んでいる人は、能も絶対に観た方がいいと思った(ていうか常識かしら)。さかのぼって室町とか江戸初期だし、どうせ新しいんだろ? とか思うかもしれないけど、どうしてなかなか、実際に歌や台詞を聞いてみると刺激的ですよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。