体調がよくなくて、なにか書くと言ってからまただいぶ経ってしまった。リハビリがてら軽い話から。iPhone / iPod touch / iPad で使える古語辞典について。
現時点で古語辞典の名前を冠しているアプリは、「角川全訳古語辞典」と「旺文社全訳古語辞典」とふたつある。もうひとつベネッセのがあるけど、これはベネッセの会員でないと使えないらしいので無視。
角川全訳古語辞典
こちらのほうが先に出た。なので出た当時はほかに選択肢はなかった。基本的な機能に不満はないけど、ちょっと字組が読みにくい。それと iPhone / iPod touch 専用で、iPad の広い画面は生かせないのが残念。
旺文社全訳古語辞典
最近登場した。「大辞林」の物書堂なので組も綺麗だし文句はない、けど物書堂なら縦書きをやってほしかった! こちらは iPad にも対応しているので、両方持ってる人ならこちらのほうがいいかもしれない。大辞林との連携も便利。でも百人一首の読み上げ音声は容量の無駄遣いのような気がする。余談だけど、これに限らず和歌を普通の読み方で朗読する音声って意味あるのかな、と最近思う。
じつは基本的な古語なら「大辞林」でだいたい足りてしまったりしますが。とはいえ、つねに最低でも一冊は古語辞典を引ける状態にあるという安心感はすばらしい。あー岩波古語辞典はなんて書いてあるかなー、と気になることも多いけどね。
どちらのアプリも、図版類はとりあえず載せましたという感じでソフトウェアならではの見せ方になってないのが残念。というか、書籍版・電子版関わらず、古語辞典の付録の図版解説類はいいかげん再考の時期に来てるんじゃないだろうか。寝殿造とか。どれも同じようなのを義務的に収録しているという印象がある。いろいろアイデアあると思うよー。
そうそう『古典基礎語辞典』買ったよ。のんびり少しずつ読み進めるつもり。
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